(6)宇治川断層
宇治川断層は,反射法探査(堀川−巨椋池測線)で宇治川北岸に確認された断層である。反射断面に見られるように,この断層は,水平距離6kmの間で基盤岩深度が約600m変化する区間の中程に位置するため,局所的な変化に対して鈍感な重力探査結果では断層落差そのものは明確に表れていない。重力コンターに表される基盤岩深度の全体的な傾向としては,断層は男山から大山崎町付近にかけて延長すると考えられるが,明確な位置は不明である。