に示すように,京都盆地のほぼ全域とし,南限は城陽市〜綴喜郡田辺町付近にいたる。本調査においては,測定されたデータは,平成10年度の地下構造調査において収集整理した重力データと京都大学理学部によって新たに測定されたデータを統合して処理した。
収集および測定されている重力データは以下のとおりである。
@コンパイル重力データ
名古屋大学理学部地球惑星科学教室 258点
京都大学理学部地質鉱物学科 467点
京都大学理学部地球物理学科 98点
建設省国土地理院 47点
A横山ら(1980)による測定値 235点
B伊藤ら(1989)による測定値 214点
C京都大学理学部による測定値 469点
D本調査における測定値 534点
これらの測定データの総数は約2300点であり,京都盆地を500〜600m間隔で網羅するデータ密度となり,基盤岩構造を推定する上で有用な情報になるものと考えられる。