A10%水酸化カリウム水溶液で90℃,10分間処理し腐植物を除去し,2回水洗を行う。網を通して大きな粒子を除去し,さらに傾斜法によって粗い無機粒子を除く。
B50%フッ酸で20分間処理し,細かい無機物を溶解除去する。水洗,酢酸による脱水の後,アセトリシス処理(無水酢酸9:濃硫酸1を混合した溶液による処理90℃,2分)を行い,残っている有機物,花粉の内容物,付着物を除く。
C水洗した後,グリセリンに浸し保存する。
D検鏡のためのプレパラートは,グリセリンに浸した化石花粉集合標本を含む溶液を適度な濃度に調整し,スライドグラス上に1滴たらしサフラニン−Oで染色後,カバーグラスをかけて作成した。
E光学顕微鏡でプレパラート全面を観察し,花粉および胞子を同定する。樹木花粉が200個を超えなかった場合はさらにもう1枚プレパラートを作成し計数を行う。
分析試料の深度を以下に示す。
名 称 試料深度
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KD2−P1 深度:87.4m
KD2−P2 深度:87.8m
KD2−P3 深度:88.2m
KD2−P4 深度:88.6m