コアは全体に硬質であるが亀裂が発達し,採取コア長が50cmを超えることは少ない。亀裂が著しく発達する部分は角礫状コアや岩片状コアとして採取され,岩盤コアの大部分がこれにあたり,むしろ円柱状のコアは少ない。また,破砕作用によって生じたと考えられる粘土状のコアのうち20cm厚を超える部分が以下の深度に認められ,最も厚い部分で約1.2mである。
深度 212.1〜212.5m(チャート)
深度 233.4〜233.7m(頁 岩)
深度 289.7〜290.4m(頁 岩)
深度 313.1〜314.0m(頁 岩)
深度 317.2〜318.4m(頁 岩)
深度 328.8〜329.2m(頁 岩)
深度 343.3〜343.8m(頁 岩)
なお,堆積構造は明瞭でなく層理面が確認できるところはほとんど見られない。
チャートのコア状況[深度:213〜216m間](写真4−2−1)
頁岩のコア状況[深度:279〜282m間](写真4−2−2)
頁岩のコア状況(破砕部)[深度:312〜315m間](写真4−2−3)