求められた各アレイの等価アレイ半径毎の空間自己相関係数を図7−13−1、図7−13−2に示す。
A 位相速度
空間自己相関係数からSPAC法により求められたすべてのアレイ半径毎の位相速度を図7−14に示す。これらの結果は空間自己相関係数の有効バンドの決定および位相速度の評価のためのものである。図でわかるように、周波数1Hz以下において、各半径の位相速度のばらつきが大きくなっている。このことから、最終的に決定した位相速度のこの部分の精度が低いものと推定できる。調査地点における位相速度は全てのアレイのデータを用いて拡張SPAC法により求めた(図7−15)。