深度 75.35m : 5mm厚
深度 101.40m : 5mm厚
深度 114.05m : 1mm厚
深度132.93〜133.21m : 28cm
深度140.73〜140.90m : 17cm
深度154.65〜154.72m : 7cm
深度207.36〜207.88m : 52cm
深度218.30〜218.42m : 12cm
一方,粘土の色調には暗灰色と緑灰色の2種類が見られ,暗灰色を呈する粘土は海成粘土といわれ,基準ボーリングでは以下に示す5層が識別されている。
深度 63.03〜 68.70m : 5.67m厚
深度123.33〜128.80m : 5.47m厚
深度141.35〜150.00m : 8.65m厚
深度174.00〜177.70m : 3.70m厚
深度207.88〜213.51m : 5.63m厚
後述する珪藻化石分析や微化石総合分析の結果においても,これらの粘土層より海域の堆積環境を示す海棲珪藻種,貝殻片,黄鉄鉱などが検出され,これら5枚の粘土は海成粘土層の可能性があると考えられる。とくに,深度65mと210m付近の粘土層に含まれる海棲珪藻種や貝殻片は,大阪湾から京都盆地に進入した海の痕跡といえる。