(1)基盤岩
基盤岩の上面深度は223.17mであり,岩種は中生代の丹波層群である。岩質はおもに頁岩,砂岩,チャートなどである。全体的には黒色頁岩が優勢であり,部分的に砂岩および珪質頁岩をレンズ状あるいはブロック状にはさむ。また,深度225m付近には緑色岩がわずかに見られる。コアは粘土状〜角礫状の部分と硬質の棒状コアとの互層状となっている。粘土状〜角礫状コアの部分では,岩片自体には風化作用を受けた形跡がほとんど見られないため,コアの劣化は破砕作用の影響と考えられ,全体的に破砕は黒色頁岩に多く見られる。