図2−2に示すように、震源(↓)の近傍に地震計(□)を置き起震すると、発生した弾性波は各地層境界で反射して、地表に戻ってきて地震計に記録される。
図2−2のように、起震点・受震点を少しづつ移動しながらこの観測を繰り返すと、図2−3に示すような反射記録が得られる。
図2−2 反射法探査概念図 震源(↓) 地震計(□)
図2−3 反射記録概念図
反射波は、地層境界の深さと各地層の弾性波速度で定まる時間遅れで地表に置いた地震計に戻るため、記録を並べると地層形状を再現することが出来る。図2−3の反射記録は、弾性波の各地層境界までの往復時間(往復走時と呼ぶ)を縦軸にして示しているが(時間断面;time section と呼ぶ)、各地層の弾性波速度がわかれば、縦軸を深度にした断面図を作ることが出来る(深度断面;depth section と呼ばれる)。