3−6 今出川断面

京都盆地北部の東西断面である。断面東部で花折断層と交差する。断層の近傍においては砂層が卓越して分布する。既存の地質資料より、高野川の河川堆積物(白川砂)か、吉田山礫層(松下進:1961)と呼ばれる大阪層群最下部相当層、あるいはそれら両者の混在層と推定される。断層東側では図にも示されているように深度10m付近に岩盤(丹波層群)が一部で確認されている。断面西部では、盆地の内部に比べて粘土層がやや多く見られる。

図3−7 地質断面図【今出川断面】