(7)速度フィルタ(Velocity Filter)
表面波、チューブウェーブ、もしくは実体波と思われるノイズ、屈折波の多重反射波と思われるコヒーレントなノイズが大きいため、ショット記録上で速度フィルターを適用した。ここで、反射波とコヒーレントノイズの分離を容易にするため、一旦、NMO補正を施してから速度フィルタを適用し、逆NMO補正で元に戻す操作を行った。斜向したイベントを保存しつつ、コヒーレントノイズを消すよう、以下の様に透過速度を決定した。透過速度範囲 : |v|≧2000m/s
波形処理例(図12−1、図12−2、図12−3)をみると、チューブウェーブ等が消えているのが確認できる。