図に示されている通り、両測線の走時曲線では、見かけ速度で、2km/s、3km/s、4km/s前後の速度値が特徴的な速度として見られる。また、測線長の長いA測線の震源距離がもっとも大きな部分で、5km/s前後の見かけ速度が見られる。平成13年度の調査で予備的に実施されたタイムターム解析では、最下層の速度として4.3km/s、その深度として最大2500m程度が推定されている。