2−4−2 調査地点におけるアレイ配置

各調査地点のアレイ配置を都市圏活断層図上に加筆して、図2−4−2−1図2−4−2−2図2−4−2−3図2−4−2−4図2−4−2−5図2−4−2−6に示す。

アレイ中心は、Sアレイの展開に約100M×100Mの障害物のない広い敷地が必要なため、小・中学校の校庭や、農地・大きな駐車場を利用した。各調査地点のアレイ配置には以下のようなことに留意した。

(1) HADANO地点

渋沢断層・秦野断層および市内に多くある大規模な工場に留意してアレイを配置した。結果的には、断層を避けるために工場が集中する地域にS、Mアレイが位置することになった。

図2−4−2−1 各アレイの観測点配置図(地点:HADANO)

(2) NAKAI地点

アレイ中心が昨年の反射法測線上に位置するようにアレイを配置した。したがって、Sアレイは農地(畑)の農道沿いに展開した。

図2−4−2−2 各アレイの観測点配置図(地点:NAKAI)

(3) ATSUGI地点

厚木市を縦断している交通量の非常に多い国道246号線および東名高速道路、小田急線等に配慮してアレイ配置を行った。

図2−4−2−3 各アレイの観測点配置図(地点:ATSUGI)

(4) ISEHARA地点

伊勢原断層と丹沢山地を避けるように配置した。

図2−4−2−4 各アレイの観測点配置図(地点:ISEHARA)

(5) HIRATSUKA地点

大磯丘陵およびその付近に分布する断層に留意して配置した。

図2−4−2−5 各アレイの観測点配置図(地点:HIRATSUKA)

(6) CHIGASAKI地点

茅ヶ崎市役所に比較的近い中学校をアレイ中心とした。

図2−4−2−6 各アレイの観測点配置図(地点:CHIGASAKI)