5 既存屈折法探査結果の見直
神奈川県内では、前章で見てきたように夢の島人工地震実験及び川崎市、横浜市、防災科学技術研究所等による発破実験が実施され、かなりの屈折法地震探査測線が設けられている。これらの発破実験の走時データの殆どは、「夢の島人工地震実験資料集」(首都圏基盤構造研究グループ,1989)にまとめられている。また、平成11年度には神奈川県及び川崎市により屈折法地震探査を2測線で実施した。ここでは、上記の既存屈折法地震探査で得られている走時データに基づく見直しを行った結果について述べる。