2−2 横浜市及び川崎市の反射法探査、微動アレー探査結果との整合解析

横浜市および川崎市によって実施された地下構造調査の結果と屈折法地震探査の見直し結果との対比を行い、b、g測線の速度構造モデルを修正することにより、全探査測線で整合性のある2次元地下速度構造を得た。

神奈川県全域における大局的な速度構造は、表2−2に示すように5層に区分できる。第4速度層(4.7〜5.2km/s層)は全屈折法解析測線に共通に現れており、当調査地域における基盤と考えられる。ただし、この速度層の下位には5.5km/s相当の速度値を示す第5速度層が測線長の長い解析測線に現れる。