三浦半島において、3.6km/sを示す速度層は葉山層群と想定されており、本速度層(2.8〜3.1km/s)よりもやや速い値を示す。堆積年代からは、房総半島の保田・嶺岡層群に対比されており、嶺岡帯の速度が3.4km/sであることから、その類似性が指摘されている(鈴木ほか,1993)。