10−1−2 第2速度層(P波速度2.0〜2.3km/s層)
主として後期鮮新世〜前期更新世の上総層群に対応する。第1速度層とは明確に分けられるのではなく、連続的に速度が変化しているものと考えられる。屈折法地震探査では、その層厚により、ブラインド層となる測線もある。三浦半島周辺では、第1速度層が見られず深度0〜1km程度において、2.3および2.4km/sを示す速度層が得られている。これらは、上部三浦層群(後期中新世〜前期鮮新世)および葉山層群(古第三紀〜前期中新世)に相当するとされている(鈴木ほか,1993)。