また、来年度以降の地震動シミュレーションに用いるS波速度構造モデルの基礎データとして、既存の微動アレイ探査、千葉県西部地域の(26点)・千葉県中央部地域(10点)について、再解析を実施し、反射法・屈折法の結果や坑井データの解釈結果と整合性のある深度境界で区分したS波速度を求めることができた。この結果は、表3−1にまとめた。
千葉県中央部地域の平成13年度の微動アレイ解析結果は、位相速度曲線がかなり平滑化されており、一意的な構造を決定しにくいデータであり、より詳細なS波速度構造を決定するにあたっては、原データにさかのぼって見直す検討が必要である。