アレイサイズは、低周波数から高周波数のできるだけ広範囲な位相速度曲線が得られるように設計した。表2−4−1に観測に用いたアレイサイズ一覧を示す。
@工場地帯に位置するGOI,ANS,NKSの3地点は、Lアレイ(最大アレイ半径:1155m(底辺長:2000m))、Sアレイ(最小アレイ半径:29m(底辺長:50m))の2アレイとした。
AICH地点は、深度3000〜4000mと推定される地震基盤の検出に必要と考えられる周期7秒(周波数0.14Hz)前後の位相速度の解析精度を高めるために、Lアレイの最大アレイ半径: 4000m(底辺長:6930m)、Sアレイの最小アレイ半径:14.4m(底辺長:25m)とした。
各アレイの座標は、付録7に示した。