○ 今年度の調査で、基盤岩(先新第三系)までの深さが4000m程度に及ぶ地域が、広域に推定され、他の調査結果とも合わせその形状や傾斜急変部の状況を検証する必要がある。
○ 調査地域の南部には、基盤岩の上位に保田層群の堆積が推定されたが、堆積範囲や形状等について周辺地域との関連についても解明する必要がある。
○ 東京湾北部断層は、千葉県の陸域(市原市)まで延長していることが確かめられたが、その詳細について既存資料等を含め総合的に検討する必要がある。
○ 地震探査結果と重力ブーゲー異常値との関連を明らかにし、立体的な地下構造モデル作成のために調査測線間を補間するデータとして活用する必要がある。