しかし、途中の袖ヶ浦(SDU)、市原インターチェンジ付近(IIC)では、反射法・屈折法の結果とはかなり異なり、どちらも2割程度深めの深度になっている。
○ 速度については、妥当なVp/Vsの関係が得られている。
Vp/Vsの関係は、P波速度3km/sまでの範囲では、下総観測井あるいは府中観測井でのVSPから求められた傾向と大略一致する(S波速度がやや速い、あるいはP波速度がやや遅い傾向がある)。
P波速度が3km/sを超える深部では、Vp/Vs比は1.7〜2.0程度で、妥当な値と考えられる。