○ ブーゲー異常が極小となる部分と、基盤の構造が深い部分とおよそ対応する。しかし、富津から市原にかけてのブーゲー異常の変化(20mgal以上)を基盤上面深度の変化のみで説明するのは困難であり、これを説明しうる地質構造を考える必要がある。
○ 現時点での解釈では、今回測線とB−2測線の間、あるいはB−2測線上のどこかで保田層群相当層が消滅していることになるが、検討が必要である。
○ 東京湾B−2測線と今年度測線上のB−2測線の延長部分との間で、基盤に落差が見られる問題の解明には、東京湾の測線の延長部分と今年度の測線を結ぶ地震探査を実施することが有効である。