(1)アレー配置

今回は、調査地内の13箇所でアレー観測を行った。各アレーの観測地点を表2−4−1に示し、アレー位置図を図2−4−5−1図2−4−5−2図2−4−5−3図2−4−5−4図2−4−5−5に示す。

アレーの形状は半径の異なる6重円であるが、これらをそれぞれ大きさの異なる正三角形、各アレーの中心点と頂点とに地震計とデータレコーダを配置した。アレー配置詳細図をアレーごと資料集に示す。以下では、6重三角形アレーの最外部から順に2重三角形アレーの組み合わせを作り、最大アレー半径の大きい順に「大アレー」、「中アレー」および「小アレー」と呼ぶ。

各地点の最大アレー半径は、必要な探査深度を考慮して2000mとした。各地点の大・中・小アレー半径について、それぞれ、大アレーは2000, 1000m、中アレーは600, 300m、小アレーは200, 100mであり、極小アレーの場合、それぞれ、200, 100m、60, 30mと20, 10mである。

表2−4−2に各地点のアレー中心観測点の座標を示す。なお、各地点のアレーの全観測点の座標はアレーごとに資料集に示す。