3−4−3 三次元構造モデルの作成

図3−18−1図3−18−2図3−18−3図3−18−4図3−18−5に示したように、地下構造調査4測線に1997年度の活断層調査2測線を加えた計6測線の深度断面図に、基盤上面・三浦層群上面・上総層群中のマーカー・上総層群上位の屈折境界面・下総層群下位の反射面の5種類を読み取った。

基盤深度は、周辺の坑井データを重力で補間して用いることで、前述のように基盤深度コンター図を作成した。

その他のデータについては、反射法の断面図から一定間隔で読み取った深度を元に、深度コンター図を作成した。

三浦層群相当層上面・上総層群相当層上面は周辺の坑井データがあるが、他に情報がなく直線的な補間ができないため、ここでは反射法地震探査で区画される範囲内についてのみ境界面の深度を計算した。

三浦層群相当層上面、および上総層群相当層上面(屈折境界)について、読み取った深度をコンター表示した図面を図3−39−2図3−39−3 に示す。

最終的にモデルとして採用した境界は、上記5種類のうち、

・上総層群相当層上面

・三浦層群相当層上面

・先新第三系基盤上面

の3種類で、層区分としては4層にした。