三成分受振器は、測線２の中央部、受振点３１８から４３７．５の範囲に、垂直成分受振器の半分の間隔（１２．５ｍ）で設置した。展開長は３ｋｍである。それぞれの三成分受振器は、すべて道路わきの土の部分に設置された。

三成分受振器であるため、水平成分の方向を揃える必要があり、全ての受振器が測線方向を向くように設置した。

Ｓ波震源としてミニバイブ１台をＳ波モードに設定したものを用いた（図２−６−２ 参照）。

Ｓ波ミニバイブの発震作業は、大型バイブロサイスの反射法発震の合間に実施した。取得されたデータは、２．２で説明したＰ波反射法地震探査のデータの中に含まれる。

測線２の屈折法の発震時には、通常の垂直成分受振器６４０チャネルに加えて、三成分受振器で水平２成分４８０チャネルのデータを取得した。