1−7 平成12年度調査結果の概要

千葉県浦安市舞浜から市川市を経て船橋市南海神に至る総延長約12kmの測線(測線1)、および流山市南から松戸市下矢切に至る総延長約16kmの測線(測線2)においてバイブロサイスを震源とするP波反射法地震探査を実施した。このP波反射法の測線を利用して、バイブロサイス震源による屈折法地震探査を実施した。

また、測線2の中間部3kmの区間に三成分受振器を設置し、P波屈折法の発震時に変換S波の屈折波の取得を試みた。この三成分受振器を用いて、S波反射法データも取得した。

微動アレー調査は、昨年度大アレー観測のみを実施した17地点で、中小アレーの観測を実施し、前年度と合わせて計26点のデータを取得した。

地震探査調査測線の位置および微動アレー調査実施地点は図1−2に示した。

これらの解析結果と昨年度の成果を合わせて総合解析を行った結果、以下のことが明らかとなった。