(7)No.17(NGC)地点とNo.25(SMU)地点の位相速度曲線について

両地点の位相速度曲線の形状はよく似ている。位相速度の形状が同じであれば推定される地下構造が良く似たものであると考えることができる。既に示した図3−5−1から、このNo.17(NGC)とNo.25(SMU)の2地点の既存試錐資料を比較すると、各層の深度等において両地点がよく似た地質構造であることがいえる。

観測した位相速度とS波速度構造モデルから計算した位相速度とが良く一致しており、これは少なくとも基盤よりも上位の構造の推定が良いことを意味すると考える。