(1)No.1(TDL):浦安市舞浜

No.1(TDL)地点において得られた位相速度の周波数(周期)範囲は、0.15Hz (6.25秒) から1.4Hz (0.71秒)までであった。また、逆解析によって解析1ブロック長204.8秒で最下層として2,430mに2.55km/secのS波速度を推定した。

No.1(TDL)地点に近接する既存資料として、「江東深層地殻活動観測井」の既存ボーリング資料(鈴木、1996)があり、これによると基盤の深度は2,579m(平均海水面からの深度は、2,572mでこの地点の標高は7mであるから、深度は2,579mとなる)と、記されている。また、「江戸川ER−10」(鈴木、1996)の既存ボーリング資料では、堀止深度2,052mの位置において基盤(先新第三系)には達していないとの記載がある。