2−5−2 調査地点について

各調査地点の鉛直方向のS波の速度構造を明らかにするとともに、千葉県西域から北西域全体の3次元S波速度構造(基盤までの深度3,000m以上の地点も含まれる)の図面作成の基礎資料を得るために十分対応できる調査方法の確立も念頭に置き調査を実施した。

図2−42に全調査地点位置図を、また表2−4に全調査地点位置の一覧を示す。平成11年度の調査地点は全部で26地点であり、観測アレーの観測形態等によって次の3種類に分類した。また、別冊に各地点の調査位置図および地震計設置位置を「点の記」として示した。

全26地点の観測形態については以下のとおりである。

@大中小3セットアレ−観測地点      : 7箇所

A大アレ−のみの観測地点         : 17箇所

B追加観測地点(平成10年度実施地点) : 2箇所

                       (No.25(SMU)およびNo.26(FNB)地点)

@およびAの観測は、平成11年度に調査を開始した地点であり、Bは昨年度実施した追加観測の地点である。Bでは昨年度に引き続き、微動アレー調査結果の有効性・課題等の吟味・検証を行った。