屈折法地震探査は、P波反射法地震探査と同じ受振測線で実施した。
発震点は、測線の両端および中間の3ヶ所とした。
調査に先立って決定した屈折法の発震点は表2−3−1−1の3点である。なお、発震点番号は、昨年度の調査(4発震点)から通算して命名している。
震源として大型のバイブロサイス4台を用い(図2−6−1参照)、反射法の全受振器である948チャネルの展開を用いてGDAPS−3型探鉱機でデータを取得した(図2−5 参照)。
本調査の測定仕様はつぎのとおりである。仕様一覧は表2−1 にも示した。
[P波屈折法地震探査]
<発震系>
震源: バイブロサイス 4台
スイープ周波数: 6〜40 Hz
スイープ数/発震点: 50〜125 回
総発震点数: 3点
<受振系>
受振器: SM−7(10 Hz)
受振器個数/受振点: 9個
受振点間隔: 25 m
総受振点数: 948点
受振器総展開長: 23.7 km
<記録系>
探鉱機: GDAPS−3 一式
サンプル間隔: 4 ミリ秒
記録長: 15秒(S6 は20秒)
チャネル数: 1020チャネル(三成分受振器含む)
展開: 固定展開