調査測線の受振点・発震点の杭の測設ならびに、そのXY座標、標高等を測定するための測量方法は以下の通りであった。
(1) 測線測量
計画測線上に25m間隔で受振点および発震点の位置を杭で表示した。杭で表示できない場合は、チョークで表示した。
(2) 多角測量
市町村の公共基準点を与点とし、測線付近に結合多角測量を実施した。その後、結合多角測量で測設した多角点を与点として、放射多角測量により、受・発震点の位置を測量した。
(3) 水準測量
市町村の公共基準点を与点とし、多角測量と同時に間接水準測量を実施した。
(4) 受振点、発震点の座標および標高算出
多角測量で実施した測量成果に基づいて、各受振点の座標および標高を算出した。また、発震点についてはオフセットの指示により平行移動をして計算上で算出した。
受振点・発震点の座標と標高は 表2−2(P波反射法・屈折法測線)、表2−3(S波反射法測線)に示した。
(5) 使用基準点
本作業で使用した基準点は表2−2−3−5の通りである。
(6) 測地諸元
本作業で使用した測地諸元は表2−2−3−6のとおりである。