これは前述したように低周波数領域での小アレ−の空間自己相関係数を大アレ−のものと同等に扱ったことにより位相速度が相対的に低くなったためと考えられる。
特に低周波数領域での位相速度推定には、解析の効率化を図ったベッセル関数の当てはめは注意を要する。現段階では、解析法についてさらに研究の余地を残していることもあって効果的なデ−タ処理とはならないが、距離一定で周波数を変数とする空間自己相関係数からの位相速度を重視する必要性が再解析により判明した。