(6)速度フィルター(Velocity Filter)
S波成分については、表面波もしくは実体波と思われるノイズが大きいため、発震記録上で速度フィルターを適用した。反射波とコヒーレントノイズの分離を容易にするめ、一旦NMO補正を施してから、速度フィルターを適用し、逆NMO補正で元に戻す操作を行なった。斜交した反射波を保存しつつ、コヒーレントノイズを消すように以下の通過速度を決定した。 通過速度範囲: |v|≧300m/s
この処理の効果は、速度フィルターの有無で重合処理まで行なって比較した。
P波処理では、速度フィルターは適用していない。