表層第一層の速度(V1)はタイムターム法でからは求めることができず、現場記録の初動を参照して推定する。
表層基底層(第二層)の速度(V2)はタイムターム法により比較的正確に求まる。
最終的なV1とV2の値は下記のとおりである。
V1
V2
第一層の厚さ
P波処理
500m/s
1630−1720m/s
9−13m
S波処理
150m/s
320− 460m/s
9−15m
この結果は、表層第一層の厚さの変化および標高変化に対する走時変化の補正(屈折波静補正)のデータとして用いた。