2−2−2 データ取得作業

調査は、許認可申請・地元交渉等の事前準備を経て、平成10年12月9日受振点杭を設置し、測量作業を開始した。データ取得作業は平成10年12月14日より開始し12月27日に終了した。 データ取得作業期間は14日間であった。総受振点数および総発震点数は以下の通りであった。

総受振点数

総発震点数

P波反射法

888

157(うちミニバイブ6)

P波屈折法

888

S波反射法

201

100

データ取得作業は、平成10年12月14日、ホテル「最上」内に作業場事務所を設営し、関係先挨拶、資機材搬入等の諸準備から作業を開始した。

資機材搬入後、12月15日より測線南から受振器/ケーブル等の設置作業を開始した。

以後、順調に測定作業を進め、12月24日に全測定作業を終了、引き続き観測機器等の撤収、資機材の搬出作業、関係各所への終了挨拶等を行い12月27日に現地調査を終了した。

市街地での調査のため、地元市町の職員と同行しての関係先への説明、地域住民への周知徹底のためのチラシ配布等の調査前準備が調査測線近傍全区間にわたってなされ、また、実発震作業時にもできうる限り各戸訪問説明等を行った。その結果、多くの方々は調査の趣旨を理解し興味を示して比較的協力的であった。