2−3−5 山地部における基盤岩類の風化帯

図3−5−1に風化帯の検討に使用したKiK−netおよび屈折法探査の位置を示す。屈折法探査は、トンネル、宅地造成などの地質調査で実施した探査(社内資料)である。

図3−5−2にP波およびS波速度と深度の関係を示す。また、表3−5−1に風化帯の上面深度を示す。

P波速度4.0km/s、S波速度2.0km/sの上面深度は約30mである。P波速度5.5km/s、S波速度3.0km/s(地震基盤)の上面深度は100m以上の深さと考えられるが、本報告の地下構造モデルでは60mとして検討した。