2−4 まとめと今後の課題

本年度行われた反射法地震探査によって岡崎平野西側の南北方向の基盤構造が明らかになった。これまでの調査結果と併せて総合解析を行うことにより、3次元の地震動シミュレーションに必要な詳細な地下構造が推定されると期待される。

また、本年度の調査結果から、大高−高浜断層は、最大で300m程度の落差を有している可能性が示された。ただし、本年度の測線は、推定される構造トレンドに平行に近い方向で実施されているため、推定される落差については誤差を含む可能性がある。今後は、大高−高浜断層の形状を正確に把握するための調査を続けて行く必要がある。