Vs=0.687*Vp−721 (3.1.1)
の線型関係式で近似できることが明らかになっている。(ただし、@Vsが300m/sec以上であることおよびA推定されたVsは±100m/sec程度の推定誤差が含まれるなどの条件がある。)(図3−1−8)。
図3−1−9にはこの関係式を用いて本年度測線において得られたP波速度からS波速度を推定した結果を示した。前述のように3.1.1式を用いてVpから計算されるVsは実測値に対して±100m/sec程度のばらつきを有しているため、S波速度については推定範囲を示した。基盤のP波速度については、屈折法の結果(5.0〜5.2km/sec)を、S波速度については安城観測井における結果(3.3km/sec)を用いた。図3−1−10には、平成14年度に実施した反射法測線に沿ったP波速度およびS波速度を示した。