(1)探査仕様

屈折法地震探査は、地層が何層かにわたる成層構造をなしていると考えられる場合に、それぞれの地層境界付近を伝播する屈折波の初動を解析して、各層の速度を求める手法である。新第三系の地層の速度は反射法地震探査の速度解析により推定することができるため、ここでの主な対象は先新第三系の基盤岩の速度である。

屈折法地震探査は、P波反射法地震探査の受振測線を用いた。

発振点は、全測線において約3km毎とし、8点である。以下に、全屈折発振点および受振器展開などを示した。 表2−1

震源として大型のバイブレータ3台(VP2006のみ2台)を用い(図2−1−2参照)、GDAPS−4A型探鉱機でデータを取得した(図2−1−1 参照)。

本調査の測定仕様を表2−2−1 に示した(付録3も参照)。