本調査は、岡崎平野および豊橋平野においてP波およびS波反射法地震探査、屈折法地震探査を実施し、その結果と既存資料を基に地下構造の解析を行い、地震防災対策の基礎資料を得ることを目的として行われた。本調査は3年計画で実施しているものであり、本年度はその3年目にあたる。
当該地域の深部基盤岩の構造形態を確認するための手法として、岡崎平野および豊橋平野においてそれぞれ大型のバイブレータ1〜3台を震源とする反射法地震探査を実施した。
深部基盤岩のP波速度を求める手法として、岡崎平野および豊橋平野において大型のバイブレータ1〜3台を震源とする屈折法地震探査を実施した。
調査は平成15年9月より開始し、平成16年3月に終了した。地震探査の現場作業は平成15年11月に実施した。
調査の実施にあたっては、「三河地域堆積平野地下構造調査委員会」を設置し、調査計画、調査結果の評価等において、専門的・技術的指導および助言を受けた。