(3)屈折初動解析
全ての現場原記録から屈折初動走時を読みとり、その値から発震点・受振点・表層基底層速度を未知数とするインバージョン(改良タイムターム法)を行い、表層の構造を求めた。この結果を 付図7−3に示した。図の上段はタイムターム値と呼ばれる値を示し、中段は得られた表層の速度(Vw)と基底層の速度(Vsw)、下段は得られた表層構造であり、青が発震点、赤が受振点の値を示す。横軸は受振点番号である。表層第一層の速度(Vw)は、現場記録の直達波をもとに推定し、表層基底層の速度(Vsw)はタイムターム法により求めた。