Ｓ波震源としてミニバイブ１台をＳ波モードに設定したものを用いた（図２−１−２−２ 参照）。Ｓ波震源は、クロスライン方向に振動させた（ＳＨ波）。

図２−３−２−１、図２−３−２−２、図２−３−２−３及び図２−３−２−３には、それぞれ、ＶＰ．２００３（ミニバイブ（Ｓ波））、ＶＰ．２０５３（ミニバイブ（Ｓ波））およびＳ波反射法測線近傍のＰ波反射法測線ＶＰ．５１８（大型バイブレータ）のショット記録を示した。図２−３−２−１、図２−３−２−２の表示は各成分でされており、左からインライン（Ｈ１ ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）方向、クロスライン（Ｈ２ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）方向、鉛直成分（Ｖ Ｃｏｍｐｏｎｅｎｔ）を示している。ミニバイブは、クロスライン方向に発震しているため（ＳＨ波）、変換波などの影響を無視すれば、ＳＨ成分は、クロスライン方向で受振される。図２−３−２−１のクロスライン受振データには、Ｌｏｃ．Ｎｏ，２０６０〜２１５０（オフセット距離５０〜５００ｍ）に往復走時２．６ 秒付近まで反射波が見られている。図２−３−２−２はファーオフセットでの受振データであるが、往復走時２．５秒付近まで反射波が見られる。