先新第三系基盤上面に対応すると考えられる比較的凹凸に富む反射面が測線全体で捉えられている。その深度は、CDP1050(大府市北崎町)付近以東では、全体的に東上がりであり、CDP150(安城市横山町)付近で深度600mであり、CDP1100付近では1000m程度に達する。また、CDP250〜CDP550付近(安城市二本木新町付近〜知立市弘法町付近)に基盤の高まりが認められる。CDP1050以西は若干不明瞭ではあるが基盤は西上がりを示す。
速度解析の結果、基盤以浅の堆積層のP波速度は深度と共に漸増し、1.6km/sec〜3.0km/secを示している。
反射法の結果から高根山撓曲および大高―高浜断層の位置が確認された。