3−4−3 音波探査
音波探査は、反射法と同様に、地質と対比され、観測走時を用いて、速度と深度の関係から速度層構造が示されている。伊勢湾、衣浦湾及び天白河口で、海域の反射法探査として音波探査が実施されている。海域での探査結果として、濃尾平野から南につながる伊勢湾での調査による南北2測線、東西5測線の速度解析結果は、基盤岩類の深度が深いといわれている伊勢湾における地質及び速度構造の推定に活用する。ちなみに、伊勢湾中央部では、基盤岩類相当層の深度は2000m以深となっている。