(11)深度変換(Depth Conversion)

測線長が短いためマイグレーションは行なわず、重合後の記録に対し、速度関数を用いて時間軸から深度軸への変換のみを行った。深度変換後のサンプル間隔は2mとした。

図2−4−5(a)および(b)には、S波反射法測線でのS波深度断面とP波深度断面を示した。また、図2−4−5(c)には、P波反射法測線上で得られた深度断面図を示した。図2−4−5(c)中に赤い□で囲った部分が、500mほどのオフセット(S波測線の北に位置する)があるものの、S波測線による深度断面図を作成した位置に対応している。P波測線で得られた深度断面図とS波測線で得られた深度断面図の対応は比較的良い。これらの図では、比較のため、S波測線で得られた深度断記録(CDP間隔2.5m)に対し隣り合う5トレースのミキシングを行い、CDP間隔を12.5mとした。