屈折法地震探査は、P波反射法地震探査の受振測線を用いたが、P波反射法地震探査側線を東に4kmほど延長した総測線長31.8kmを展開長約14km(以下屈折1)および展開長約23km(以下屈折2)の部分に分け(一部重複)、2晩に渡り実施した。
発震点は、全測線の両端および中間の5ヶ所とした。この内R2およびR3は重複している。以下に、全屈折発震点および受振器展開などを示した。屈折発震点は便宜上、測線東端をR1とし、西に向かって番号を増やした。表7
震源として大型のバイブレータ4台を用い(図2−2−4−1参照)、572チャンネルまたは929チャネルの展開を用いてGDAPS−3型探鉱機でデータを取得した(図2−2−3 参照)。
本調査の測定仕様は次のとおりである。仕様一覧は表2−2−1 にも示した。
[P波屈折法地震探査]
<発震系>
震源 バイブレータ4台
スイープ周波数 6〜30 Hz
スイープ数/発震点 73〜120 回
総発震点数 7点
<受振系>
受振器 SM−7(10 Hz)
受振器個数/受振点 9個
受振点間隔 25 m
総受振点数 572点(屈折1)および929点(屈折2)
受振器総展開長 14.3km(屈折1)および23.2 km(屈折2)
<記録系>
探鉱機 GDAPS−3一式
サンプル間隔 4 ミリ秒
記録長 10秒(R5 は12秒)
チャネル数 572(屈折1)および929チャンネル(屈折2)
展開 固定展開