名古屋市内においては重力トレンドは北北西−南南東であるが市の南西側で重力コンターが密になっていることが特筆され、基盤構造の大きな変化が類推される。また、丁度この付近は、北北西―南南東方向と北東―南西方向の二つのトレンドの境界部にあたっている。
飯田・青木(1959)はブーゲー異常をもとに基盤深度を推定しており、この結果を図2−1−6に示す。平野東部における基盤深度は約500mで、西方に向かって深くなり平野西縁の最深部では深度3000mに達している。