(3)空間自己相関係数

SアレーおよびMアレーの空間自己相関係数は、

最大値がほぼ1.0(第一種0次ベッセル関数の最大値)になっている。

最小値は0.4(第一種0次ベッセル関数の最小値)に近い値となっている。

地震計間距離の順番に並んでいる。

等のことから、良好な結果が得られていると判断される。

Lアレーの空間自己相関係数は、全体的にS・Mアレーに比べて品質が劣る傾向が見られる。この原因として、

・微動の長周期成分のパワーレベルが低い。

アレー半径が大きいため、観測範囲の地盤構造が一様とみなせない。

等が考えられる。