(2)微動のスペクトル

観測微動波形のパワースペクトルは、解析範囲となる周期0.2秒〜7秒では、すべての調査地点でほぼ10−3〜10−5μcm2/s(10−3〜10−5mkine2・s)の間に分布しており、特に1秒以上の長周期成分の解析に対して十分なパワーレベルにあるとは言えない。周期が4秒以上になると、パワーが急激に小さくなる傾向が見られる。

なお、パワースペクトル図は縦軸を対数軸にしており、目盛値は指数値を示している。目盛が−4のレベルは、パワーが10−4μcm/sであることを意味する。