調査測線の受振点・発震点の杭の測設ならびに、そのXY座標、標高等を測定するための測量方法は以下の通りであった。
(1) 測線測量
計画測線上に25m間隔で受振点および発震点の位置を杭で表示した。杭で表示できない場合は、ガムテープ等で表示した。
(2) 多角測量
国家三角点を既知点とし、測線付近に間接水準を含む総合多角測量を実施した。
(3) 受振点、発震点の座標および標高算出
多角測量で設けた多角点を基に、間接水準を含む放射測量を各受振・発振点に対して行い、平面直角座標(標高)値を算出した。
(4) 使用基準点
本作業で使用した三角点は次の通りである。
点名 1/5万地形図 種別
蛭間 名古屋北部 四等三角点
蟹江U 名古屋南部 三等三角点
弥富高校 名古屋南部 四等三角点
(5) 測量実績
P波測線長 21.35km(Loc1−855)
S波測線長 1.00km(Loc.2001−2100)
オフセット発振点 約18km
(6) 測地諸元
本作業で使用した測地諸元は次のとおりである。
準拠楕円体 BESSEL
長半径 6,377,397.155m
短半径 6,356,078.963m
投影法 T.M.図法 7系
座標原点 緯度 36° 0' 0" N
座標原点 経度 137°10' 0" E
縮尺係数 0.9999
北方加数 0.0m
東方加数 0.0m