1−7−5 微動アレイ

1)解析結果は概ね4層構造を示しており、地表から、第1層:約0.5km/s以下、第2層:約0.5〜0.7km/s、第3層:約0.9〜1.2km/s、最下層:約3km/sを示す。

2)最下層は基盤に対応していると考えられ、基盤の上面深度は、反射法による結果と比較的良く一致しており、また、堆積層についても、大略的には反射法と矛盾の無い結果が得られている。

3)この手法は観測点毎に独立に速度構造を決定するため、観測点間でばらつきがあり、三次元的速度構造のモデル化には今後更なる検討が必要である。